ACSの雑誌に投稿しようと構想してる論文をぼちぼち書きはじめるかなぁと決意。そういえばACSからtexパッケージが新しくなりましたと
余計なお世話ありがたいお知らせが来てたのでしぶしぶインストールしたのだが、ちょっと面倒だったので、備忘録を残しておく。
- CTANのachemsoからachemso.tds.zipを落としてに解凍。
- コマンドラインで"texhash"を実行。
- その他、マニュアルに記載された必要になるパッケージ(caption,float,geometry,natbib,setspace,xkeyval)をCTANからzipでダウンロード。
- captionを解凍してフォルダに移動し、"tex caption.ins"を実行。できた一連のスタイルファイルを\tex\latex\achemsoに移動。
- floatを解凍してフォルダに移動し、"tex float.ins"を実行。既にシステムにあると言われたので上書きせずに途中停止。
- geometryを解凍してフォルダに移動し、"tex geometry.ins"を実行。できたスタイルファイルを\tex\latex\achemsoに移動。
- natbibを解凍してフォルダに移動し、"tex natbib.ins"を実行。できたスタイルファイルを\tex\latex\achemsoに移動。
- setspaceを解凍したらスタイルファイルが入ってたので\tex\latex\achemsoに移動。
- xkeyvalを入れようとしたら「これはkeyvalのextensionだ」と抜かすのでリンクをたどるとkeyvalというのはgraphicsパッケージで使われてるもので、これは最初から入っておるという。じゃあ、どうやってインストールするのだとpdfを読むがよくわからんのでとりあえずスキップ。
- 色々入れたので念のためもう一度コマンドラインで"texhash"を実行。
- うまくインストールされているか確認するためにachmso-demo.texをタイプセットするも"mhchem.styが必要"と言われたので、前回投稿したさいに使ったファイルを\tex\latex\achemsoに移動。念のためもう一度コマンドラインで"texhash"を実行。
- もう一度タイプセットしたら今度は「\mciteSubRefなどしらん」と言われる。web検索したところmciteplus.styというのを入れれば良いとのことなのでzipを落として解凍。スタイルファイルが入っていたので\tex\latex\achemsoに移動する。bstファイルが入っているのが気になるが、natbibとコンパチだと書いてあるので無視する。
- あと、mciteplusの情報を探した際に「スタイルファイルが古かったからACSフォーマットが通らなかった」とあったので念のためmhchem.styも念のため更新。こちらもzipを落として解凍したらスタイルファイルが入っていたので\tex\latex\achemsoに移動。他にもスタイルファイルがあったがこれもとりあえず無視する。
- いよいよ、ともう一度タイプセットしたらまた「\mciteSubRefなどしらん」と言われる。そういえば"texhash"してなかった、ということでコマンドラインで実行したらようやく通った。
もう一度やれと言われたら嫌なのでachemsoフォルダをzipして保存しておくことにする。やれやれ。
(150216追記)
achemsoパッケージは\includegraphicsで.pdfや.pngを埋め込む際のBoundingBox指定で、.bbファイルをうまく読み取ってくれない模様。仕方が無いので、コマンドラインで
ebb hogehoge.pdf
などしてbbファイルを作った後、.bbファイル中に書き込まれてる値をオプションで直接打ち込むとうまくいった。具体的には、
%%BoundingBox: 0 0 1417 1000
という感じの行が.bbファイルにあるはずなので、それを参考に
\includegraphics[width=\textwidth,bb=0 0 1417 1000,keepaspectratio]{hogehoge.pdf}
のように指定すればOK。いつもはebbするだけで良いので多少手間は増えるが、まぁ仕方あるまい。
ちなみにpdfcropというpdfファイルの余白をクロップするプログラムがW32TeXにはついているが、Perlで書かれてるので別途環境が必要。Pealを入れてないので面倒だなぁと思ってたら「
バッチで作る、劣化版pdfcrop」というのがあったのでありがたく使わせていただく。