2010/07/02

夏休み?

加速機が止まりました。
といっても故障ではありません。
一般的に、加速機という代物は電気を食うので、エアコンで電力消費が大きい夏場は計画的に止めるのです。
と、いうわけでちょっとの期間(10月まで)実験は小休止です。

では、暇になったかというと決してそんなことはなく、ビームが止まっている夏場にしかできない装置のメンテナンス等をしなきゃいけません。
特に今年は装置本体を入れ替えたり、その他にも色々と大物が待っているので、割と準備が大変です。
まぁ、ビームが止まってほっと一息ついているのは確かなのですが、今はその工事の準備をしたり、たまっていた雑用を消化したり、新たに降ってきた雑用をこなしたりしてます。
何か雑用の比率が高いのが気になりますが、ビームが出てからのことを考えて、暇を見つけて予備実験をやりたいですね。

がんばろー。

2010/05/25

念願の論文受理

ついに、私が面倒見ている装置から論文がでました!
A. Horinouchi, Y. Fujii, N. L. Yamada, K. Tanaka, "Surface reorganization of thin poly(methyl methacrylate) films induced by water", Chem. Lett., accepted.

自分なりにがんばって整備した装置が結果を残し、正直嬉しいです。
励みになりました。
次は自分で実験して論文書くぞ~!!

プロの技術

今月から私が働いているJ-PARCの装置がフル稼働してます。
参加しなきゃ、という打ち合わせ等も実験で度々つぶれてます。
立ち上げたばかりの装置だからということもありますが、多分ユーザーへの引き継ぎ方があまり上手ではないのだと思います(マニュアルもまだですし)。
こういうのは、ちゃんとシステム化しないとしんどいですね。

先日、空いた時間で基礎物理をやっている同僚の試料を測定しました。
見たデータのざっくりした特徴から「多分こんな感じ」ってことを伝えたら「物性屋さんは見てきたようなこと言うなぁ」と言われました。
測定したデータなんだから実際に見てるわけですが、その辺が領域による感覚の違いなのですかね。
まぁ、「プロですから」と答えておきました。

プロと言えば、今来ているユーザーさんも驚異的な技をもってました。
事故により試料(Si基板上の薄膜)がごちゃまぜになった際、目で見てその光の加減から「これは**nmぐらいかなぁ」と言い当てるのです(本人曰く誤差は数nm)。
まさに人間エリプソメーター。
びっくりしました。


という感じの、そんな現場な日々を送っています。
まぁ、現場にいられるだけ幸せなんでしょう。

2010/05/03

引っ越し

GWですが、休みすぎると反動が怖いので半日だけ仕事をしています。
とはいえ、あまりやる気も出ないのでwebページの引っ越しをしました。
引っ越し先は↓です。
http://sites.google.com/site/nlyamada/

今まで職場のサーバーに上げていたwebページをgoogleサイトというサービスに移したのですが、これを使うとブラウザ上から更新が可能なので、html作ってアップロードし直す、という手間が省けて作業が楽になります。
前に教えてもらい、いつかやろうと思っていたのですが、ようやく実現しました。
何かblogを作るのとあまり差がなかったです。

しかし、最近は何もかもgoogle先生に任せきってしまっています。
リスク分散のためにはもっと色々なサービスを使った方が良いと思うのですが、管理の手間を考えると「ま、いいか」と妥協してしまいます。

そういうことばかりしていたので、今日はプログラムを書く予定だったのに、少ししか進みませんでした。
まぁ、こういう事は休みの日じゃないとできないのでよしとしましょう。

2010/04/07

最近の出来事

最近、物質構造科学研究所の広報委員というのをやっていて、そこで「ブログの更新をしないの?」と言われたので、広報活動のために何か書きます。

- 科研費の内定通知が来ました。若手研究(B)です。そんなにたいした額ではないですが、自由に使えるお金というのは非常にありがたいですね。ちなみに、今回の応募から「若手研究は最大2回までしかもらえません」というルールができました。実は、これで2回目なので、もう若手研究の枠でお金はもらえなくなりました。もう若くないということでしょうか。

- 日本学生支援機構から奨学金に関する書類が届きました。いつも職名欄が間違っている書類が届くので、毎年「違う」と主張しているのですが、今年もやっぱり間違っていました。前回は人事異動通知書やら労働条件通知書やらの写しを送るよう言われてちゃんと手続きをしたのですが、効果がありません。きっと来年も間違っているのでしょう。

- 昨日、職場で新人歓迎会をやりました。今回は僕が幹事だったのですが、東海村で開催したにもかかわらずつくばから大勢の人が来てくれて嬉しい悲鳴でした。今回加わった新人さんの方は10名で、東海も賑やかになりそうです。最近さぼっていた若手セミナーも復活させようかなぁ、なんて考えてます。

まぁ、とりあえずこんなところで。

2010/02/26

データ読み出しプログラム



今、装置のデータ読み出しプログラムを作っています。
普段だったらIgorを駆使してプログラムを書くのですが、今回はデータの形式が若干トリッキーでちょっとしたビット演算が必要な上、またファイルサイズが比較的大きいため速度が要求される、という事情があってC言語で書いてます。
ただ、最終的にはIgorで解析したいので"IgorXOP toolkit"というものを使ってプログラムを書くことにしました。
これはdllのようにIgorから読み出せるライブラリを作るソフトで、Cの速度と柔軟性をIgorで享受することができるというご機嫌なツールです。
昔、買ったまま使う機会が無く放置していたのですが、ちょっとがんばって勉強してみることにしたのですが…う~ん、すっっっっっかりC言語を忘れてしまっています。

IgorもCライクな言語ですが、色々な拡張がされていて割と便利に使えるようになっています(それが混乱を生む場合もありますが)。
そんなぬるま湯にしばらくつかっていたため、概念だけは覚えてるんだけど、具体的にどうするんだったか忘れた、みたいな感じで本を引っ張り出してきては「そうだったそうだった」と最学習する日々です。
そして、ご多分に漏れずポインタで躓きまくり、「あ、落ちた…」をひたすら繰り返しては初期化の重要性を再認識しております。

ちなみにこのtoolkitですが、何かのソフトというわけではなくC言語用のライブラリで、色々とお作法があって大変です。
しかも、使える開発環境が限られていて、今回はVCを使うことにしました。
ただ、こういう統合開発環境というのを僕は今まで使ったことがなかったので、そのお作法から覚えなきゃいけないという感じで、こっちでもとまどってます(いや、便利なんですが)。

おかげで最近ようやく少しずつ慣れてきて、今日ようやくデータ読み出しプログラムのプロトタイプが完成しました。
今までは別の方につくっていただいたLabview上で動かす簡易的なプログラムを使っていたのですが、それと比較しても十分早いです。
また、積分計算を含むフィッティングを時間かけて計算させていたのですが、XOPを使えばずいぶんと楽になるのではないかと期待しています。
いや、良いものを手に入れました。

せっかくのblogなので、気が向いたらXOPの話もちょくちょくとあげられたらなと思います。
まぁ、いつもの通り放置になる可能性の方が高いですが…

2010/02/03

村人生活

またもやサボってしまいましたね…

前回の日記に書いたとおり、12月に東海村へ引っ越してきました。
通勤時間が大幅に短縮されたこともあって比較にならないほど楽になったのですが、割と頻繁に「元気なさそうだけど大丈夫?」と聞かれています。
そんなこと無いんだけど、と思いながらも確かに何となくぼーっとしてる気もします。
おかしいなぁ。

東海村ですが、相変わらず食事がうまいです。
特に、実験中は本当に癒されます。
今日まで実験に来ていたユーザーさんは、実験のしんどさのあまりやけ食いしてました。
本人によると睡眠欲が満たされない分、食欲を満たしているとのことでした。
人間、どこかで精神的なストレスを発散させる必要があるのでしょうね。

そんな住むには割と良い東海村ですが、問題点もあります。
例えばゴミ出し。
分別がえらい細かく、右往左往しながらゴミを捨ててます。
プラスチックを水洗いの後に回収したりしてますが、どれだけの割合でリサイクルされているのかどうかは正直疑問に思ってます。

あと、先月仙台に出張する機会があったのですが、東海駅で乗ることが可能な常磐線が強風で遅延していて、一度上野に出てから仙台に行くという面倒な旅を強いられました。
常磐線は風に弱いので、これからもこういうことが度々あるのかと思うと頭が痛いです。
東京まで気軽に行ける距離ではないですし、この点に関しては前住んでいたつくばの圧勝ですね。

仕事の方ですが、僕が担当している装置は(自分で言うのも何ですが)かなり順調で、ちょくちょくと論文になりそうな成果が出始めている様子です。
結構な苦労をして作っている装置なので、良い結果が出てくれると「がんばった甲斐があった…」と心が満たされますね。
ただ、ここで危険な落とし穴は、そうやって他人の世話に気を取られて自分の研究がおろそかになってしまうこと。
来月はちゃんと自分の実験もやる予定でいます。
うまくいくといいなぁ。