2015/02/22

計算尺から学ぶ

計算尺についてちょっと気になったので[計算尺推進委員会]というサイトでお勉強。昔の人にとってlog(xy)=log(x)+log(y)の関係がどれだけありがたいものだったかが身に染みてよくわかりました。対数の概念を理解するのにもすごく役に立つし、高校で対数を教える際の教材として使うとよいんじゃないだろうか、という気がします。昔は教えてたらしいですが、少なくとも僕が高校生の頃はやってなくて、当時の僕は対数は「何でこんなことせにゃならんのか」という感じで今にして思うと概念がさっぱりわかってませんでした。多分、概念が分かり始めたのは大学の授業で片対数グラフを使ってからではないかと(もちろん、数学の人に言わせたら全然わかってないかもしれませんが…)。
なので、学校での数学・理科の授業はもう少し歴史的な経緯とか織り交ぜると「いかに役に立つのか」がよく分かって良いような気がします。この手の科目は利用するイメージができないと単なる作業でつまらないですし、概念を理解する手助けにもなると思うので。そうすれば、僕も色んなことをもっと深く理解できたのになぁ、ということを計算尺から学んだ日曜の朝でした(「今はパソコンで計算できるからそんなの要らないよ」とか毒づいてた可能性も高いですが…)。

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