2010/09/06

W一般公開

先週・今週と職場の一般公開がありました。
先週は私が面倒を見ている装置があるJ-PARCの一般公開、今週は私の所属しているKEKの一般公開です。
今年はKEKの一般公開委員というのをやっていたので両方に参加しました。
共に3000人以上の方が見学にこられたということで、非常にありがたいことだと思います。
そんな一般公開の感想を忘れないうちにちょっとメモしときます(半分は自分用)。

- J-PARCの一般公開ではポスター展示を依頼されたのでそれのみを準備したのですが、ちょっと失敗だったかと反省してます。というのも、(ようやく気づいたのですが)一般の人にとってはポスターは「自分で読む」ものであって「説明してもらう」ものではないみたいですね。「説明しましょうか?」と言ったら「読めばわかります」って言われちゃいました。最初はちょっとショックを受けたのですが、まぁ確かに書いてあることをわざわざ読み上げて説明する必要なんてないですよね。研究会なんかで作る、説明すること前提のポスターと勘違いすると痛い目に遭います。

- そんな反省をふまえ、KEKの一般公開では文字は大きく、絵は多く、というポスター作りをがんばりました。ここで大変なのは情報の取捨選択です。我々としては仕事にこだわりがあるので色々と書きたくなっちゃうのですが、それを全部つめこんだってただでさえ難しいのだからわかるわけがありません。「この1点だけわかってくれればいい」ぐらいの気持ちでA0一枚のポスターを作るべきなのかなと思いました。聞いた話によると、個人的に見学にきていたJ-PARCの広報の方が「わかりやすいポスターだったので参考までにファイルをほしい」と言っていたそうです。がんばった甲斐がありました。

- あとはやっぱり小道具の威力を感じました。今回、KEKの一般公開向けに広報の餅田さんと「核破砕シミュレーター」というのを作りました。これはビー玉で陽子が当たって中性子が発生する様子を模倣したもので、原型は去年の一般公開委員の瀬谷さんが考案しました。今年はそれをグレードアップさせ、中性子が装置まで導かれる様子まで模倣することにしました。何回かつくばに出かけて試行錯誤を繰り返し、前日に仕上げたのですが、なかなかの出来栄え。子供が遊べ、大人も納得できるという感じでなかなか好評だったのではないかと思います。来年のJ-PARCの一般公開には何か自分の担当装置に関する小道具を用意するかなぁ。

とにかく、自分なりには一般公開に貢献できるようがんばりました。
あとは一般の人に楽しんでもらえていたかが心配ですが、その辺はアンケートの集計結果がでるのを待つしかないですね。

最後に、関係者のみなさま、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
あと、暑い中、本当にお疲れ様でした。

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